男子のニキビには大豆イソフラボンの摂取がおすすめ

日本人の食生活に馴染みのあるイソフラボンは、大豆に多く含まれています。大豆は良質な植物性タンパク質で、動物性タンパク質の肉や魚よりヘルシーです。

 

イソフラボンは女子の美肌を維持する効果で人気がありますが、女子だけでなく、実は男子にとっても積極的に摂取したい成分がたくさんあります。男子のニキビに効くイソフラボンの驚くべき働きについて、詳しく紹介します。

 

イソフラボンとは

イソフラボンとは、大豆やもやしなどのマメ科に多く含まれるポリフェノールの一種です。サプリメントで使われるイソフラボンは、大豆イソフラボンで主に大豆に含まれています。大豆の胚芽由来のものや、大豆由来のものがあり、含まれる植物によってイソフラボンの構成は異なります。その数は1000種類以上にも及びます。

 

イソフラボンは化学構造式が女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似ているため、同じ作用があります。この働きは植物性エストロゲンと呼ばれていて、イソフラボンの種類が胚芽由来だと、抗酸化作用がアップします。

 

また、大豆由来だと、女性ホルモンの減少による更年期障害の症状改善や、生活習慣病を予防する効果があります。大豆イソフラボンは、グリコシド型とアグリコン型に分類されます。納豆や豆腐、きな粉などの大豆製品に含まれるイソフラボンは、グリコシド型イソフラボンと呼ばれています。

 

これはイソフラボンの周りに糖の粒がくっついており、一つずつのイソフラボンが大きいのが特徴です。そのため胃でなかなか吸収されず、腸に届いてから腸内細菌により糖の粒が外されて、ようやく吸収されます。実際に身体に吸収されるのは、摂取量の2割ほどです。

 

一方、味噌や醤油に含まれるイソフラボンは、アグリコン型イソフラボンといいます。これはイソフラボンの周りの糖の粒が外れた状態なので、胃で素早く吸収されます。そのため、グリコシド型の約3倍の吸収率があります。

 

イソフラボンの効果

男子ニキビの原因の一つには、男性ホルモンの過剰分泌が挙げられます。男性ホルモンは、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を活発にしたり、角質層を厚くしたりする働きがあります。皮脂が過剰になると毛穴に詰まり角栓となり、アクネ菌を繁殖させます。また、角質層が厚いと皮脂が排出されにくくなるので、毛穴に汚れが詰まりニキビになります。

 

生活習慣の乱れや日々のストレスはホルモンバランスを崩し、過剰に男性ホルモンが分泌される原因にもなります。それを改善するには、イソフラボンの摂取が効果的です。イソフラボンはエストロゲンに似た働きをするので、結果的に男性ホルモンを抑える作用があります。

 

そのため、イソフラボンを摂ることで、皮脂を抑えてニキビをできにくくしたり、肌のキメを細かくしたりする効果があります。また、イソフラボンは、美肌に必要なヒアルロン酸やコラーゲンを生成するサポートをします。

 

ヒアルロン酸やコラーゲンは少なくなると、皮膚のバリア機能が下がって、ニキビや肌荒れの原因になります。そのため、ニキビをなくして美肌になりたい男子にとっても、イソフラボンを摂取することは大切といえます。

 

このほか、男子にとって効果的な作用が、イソフラボンにはたくさんあります。

 

  • 生活習慣病予防
  • 快眠効果
  • 更年期障害症状を抑える
  • アンチエイジング効果
  • 育毛、抜け毛対策
  • 前立腺がんの予防
  • 骨粗しょう症予防

 

イソフラボンの摂取目安

イソフラボンは大豆のほか、豆腐や豆乳、きな粉や醤油など、主原料が大豆で作られたものを食べると十分に摂取できます。最もおすすめなのがきな粉です。きな粉は大豆食品のなかでも、摂取後のイソフラボンの吸収率が非常に高く、大さじ1杯でイソフラボンが19mg含まれています。

 

ヨーグルトにかけたり、豆乳に混ぜたりすると、おいしく摂取できます。最近では、手軽に摂取できるサプリメントも人気です。ただ、国はイソフラボンの1日あたりの摂取量を、70〜75mgを上限としています。

 

そのうちサプリメントなどで摂取する量は、30mgまでです。これを超えて摂取すると、逆にエストロゲンのバランスの崩れ、発がんのリスクがあります。危険が指摘されているのは食品からの摂取ではなく、サプリメントからの摂取です。特定の栄養素を凝縮しているものなので十分注意しましょう。また、大豆アレルギーの人は摂取を控えましょう。

 

 

このように、イソフラボンは女子だけでなく男子ニキビにとっても効果的です。日本人に馴染み深い食品で手軽に摂ることができるので、食事に大豆製品を一品足すなど、意識的に摂るようにしましょう。