思春期ニキビと大人ニキビの違いって?

なかなかニキビが治らないと感じているあなた。そのニキビは何ニキビですか?

 

10代にできるものを思春期ニキビ、20代以降にできるものを大人ニキビと呼びます。この2つのニキビは、原因もケア方法も異なります。そのため、自分のニキビのタイプに合ったケア方法をしなければ、改善にはつながりにくいです。

 

2つのニキビにどんな違いがあるのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

思春期ニキビとは

10代にできる思春期ニキビは、皮脂が原因で、鼻やおでこにできやすいのが特徴です。これは皮脂を分泌する皮脂腺が、鼻とおでこのラインであるTゾーンに多く集中しているためです。ニキビの元となるアクネ菌は、この皮脂をエサとして繁殖するため、おでこと鼻にニキビができやすくなります。

 

本来皮脂は、毛穴を通って肌の外へ排出されます。しかし思春期には、この時期特有の2つの原因により皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。そうするとアクネ菌にとって天国となるため繁殖がすすみ、毛穴を炎症させてニキビができます。

 

原因1. 成長ホルモンによる過剰な皮脂

大人に近づく思春期は、成長ホルモンの分泌が始まるため、身体の変化が起こります。

 

成長ホルモンは身体の成長に欠かすことのできないものですが、一方で皮脂の分泌を過剰にするホルモンでもあります。成長ホルモンを敵だと認識した皮脂腺が、皮脂を過剰に分泌して対抗するためです。

 

こうして皮脂が過剰になると、毛穴の排出作業が間に合わず、毛穴に皮脂が詰まるようになります。

 

原因2. 未熟な毛穴

思春期の毛穴はまだ未熟で、毛穴の本来の働きが最大限にできません。か弱く細いため、次々に送られてくる皮脂の排出がうまくできません。

 

例えば、道路の車線が多ければ多いほど、車は渋滞することなくスムーズに走ることができます。しかし、同じ数の車が一車線のみの道路を走ると、車は進むことができず渋滞して詰まってしまいます。

 

これと同じで、皮脂の量は過剰なのに対して未熟な毛穴は排出する道が細いので間に合わず、皮脂が詰まってしまいます。

 

大人ニキビとは

大人ニキビも思春期ニキビと同じように、皮脂が毛穴に詰まることでアクネ菌が繁殖し、ニキビとなります。大人ニキビは20代以降にできるニキビで、頬やフェイスラインにできやすいのが特徴です。

 

頬やフェイスラインには皮脂腺が少なく乾燥しやすいです。乾燥しやすいなら皮脂が詰まらないんじゃない?と思いがちですが、それは大きな間違いです。乾燥も、毛穴に皮脂が詰まる原因になります。大人ニキビを引き起こす、乾燥に関わる3つの原因を見てみましょう。

 

原因1. 乾燥で起こる毛穴の細さ

紫外線やエアコンなどの影響を受けた肌は、肌表面の角質層の水分が蒸発している状態です。そのため、潤いを肌の内部にとどめることができずに乾燥します。乾燥した肌は硬くなり、毛穴が細くなってしまいます。

 

凍り豆腐をイメージしてみてください。乾燥した凍り豆腐は、硬く小さいですが、水で戻すと柔らかく大きくなります。毛穴が細くなると皮脂の通り道がなくなるので、皮脂が肌の外へ排出されません。

 

わずかながら皮脂腺から出た皮脂が毛穴にどんどん詰まり、アクネ菌が繁殖してニキビをつくるようになります。

 

原因2. 乾燥によるターンオーバーの乱れ

乾燥すると、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れます。潤いがなくなって硬くなった肌は、はがせなかった古い角質をミルフィーユのように重ねてしまいます。

 

そうすると古い角質が毛穴に入り込み、毛穴をふさぎます。出口を封印された皮脂は、肌の外に出られず毛穴の中にたまっていくので、アクネ菌が繁殖しやすくなります。

 

原因3. 乾燥による過剰な皮脂

肌が乾燥すると、逆に肌を潤わせようと皮脂腺が活発に働き、皮脂を過剰に分泌します。これにより乾燥した肌にも皮脂が多くなり、毛穴を詰まらせる原因となります。

 

思春期ニキビは洗顔を

思春期ニキビの原因となる成長ホルモンをなくすわけにいかないし、毛穴を太くすることもできません。では、どうしたら?ケアで大切なのは、「洗顔」です。洗顔で毛穴に詰まった皮脂を洗い流すと、毛穴の中を清潔に保つことができるので、アクネ菌の繁殖を防げます。

 

クレイ洗顔がおすすめ

きちんと洗顔してるのに思春期ニキビが治らないと感じている人は、洗顔料の選び方が間違っています。

 

ドラッグストアに行くと、たくさんの洗顔料があります。しかし、300円ほどで販売されている多くの洗顔料は、肌の表面の汚れはキレイにできますが、毛穴の中まで洗い流すことはできません。そのため、ニキビができる肌環境を改善できません。

 

思春期ニキビに向いている洗顔料は、火山灰などの泥を使ってつくったクレイ洗顔です。クレイには、汚れを磁石のように吸着する働きがあります。

 

肌表面の汚れだけでなく、毛穴の中の汚れまで引き寄せるので、思春期ニキビの原因となる皮脂を洗い流すことができます。また、クレイは天然の素材なので、炎症したニキビにとって優しく、安心して使えます。

 

大人ニキビには保湿を

大人ニキビの改善に大切なのは、肌を乾燥させないこと、つまり「保湿」です。大人になると、思春期に比べて肌の代謝が遅れてしまいがちなので、ニキビ跡ができる確率が高くなります。大人ニキビができたら、早めの対応が必要です。

 

ビタミンC配合のスキンケアがおすすめ

大人ニキビ改善には、ビタミンCが配合されたスキンケアシリーズがおすすめです。ビタミンCは肌にとって良い効果がたくさんあります。その3つの働きを見てみましょう。

 

働き1. 抗炎症作用

ニキビは、アクネ菌により炎症している状態です。ビタミンCには炎症を抑える働きがあるので、ニキビの悪化を防ぎ、治りやすい環境をつくります。

 

働き2. 美白効果

ニキビは肌にとって刺激となります。この刺激から肌を守ろうと、私たちの身体では、シミの原因にもなるメラニンが過剰につくられます。そうするとニキビがあった部分は色素沈着を起こし、シミのように黒くなってしまいます。

 

ビタミンCには、メラニンを黒色から無色に変える美白効果があるので、ニキビによる色素沈着を防ぐことができます。

 

働き3. 皮脂をコントロール

ビタミンCには、皮脂をコントロールする働きがあります。過剰になりがちな皮脂を抑えることができるので、毛穴に皮脂が詰まりにくい環境を整えます。

 

方法

スキンケアは最低限、化粧水と乳液は使うようにしましょう。化粧水は肌に水分を与え、乳液には水分の蒸発を防ぐ蓋の役割があります。

 

そして、コットンを使うことも大切です。入浴すると手のひらがふやけるように、手のひらは水分を吸収しやすい部位です。手で化粧水をつけると、顔につける前に手に美容成分が吸収されてしまうほか、化粧水がマダラにつき、顔全体に均等につけることができません。

 

  1. 中指と薬指の上にコットンを置き、中指と人差し指、薬指と小指の間でコットンの両端を挟む
  2. 化粧水をたっぷりコットンに含ませる
  3. 頬やおでこ、あごは、中央から外側へコットンを動かす
  4. 鼻は上下にコットンを動かす
  5. 顔全体に化粧水をつけたら、手のひらの熱でハンドプレスする
  6. 10円玉ほどの量の乳液を手のひらにとる
  7. 両手に軽く馴染ませ、顔全体に塗る
  8. 最後に手のひらの熱でハンドプレスする

ステップ2では、コットンの両端を挟まないで逆さまにしても、コットンが手から落ちないくらいの量が適量です。ステップ3でコットンの繊維が顔につく場合は、化粧水の量が足りていない証拠です。

 

ステップ5、8では、手のひらの熱を利用して、肌への浸透力をより高める効果があります。

 

 

思春期ニキビと大人ニキビの違いを理解して、自分のニキビに合わせたケアを行いましょう。ただし、思春期を過ぎても、寝不足やストレスなどの生活習慣により、思春期ニキビが続く場合があります。

 

思春期を過ぎても鼻やおでこを中心にニキビができるようであれば、引き続き思春期ニキビのケアを行ってください。さっそく今日から実践して、ニキビに悩まない肌を手に入れましょう。